白鳥会館(小浜市)概要: 白鳥会館は明治21年(1888)の大火後の明治22年(1889)に薬品製造販売の店蔵として建てられたものです。土蔵2階建、切妻、瓦葺、桁行9.9m、梁間5.9m、建築面積59u、腰壁はモルタルこたたき仕上げとレンガ張の併用で、外壁は白漆喰仕上げ、窓と玄関周りはレンガを積み上げ、上部を意匠レンガによりアーチ状にしています。
白鳥会館は明治時代に建てられた古建築物で大火後の建物の為、防火構造で時代背景から当時の洋風建築の要素を取り入れた独特で質の高い意匠で貴重、さらに「再現することが容易でないもの」との登録基準を満たしている事から附属するレンガ塀(明治22年:1889年建築、煉瓦造、延長4.0m、登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの)と共に平成9年(1997)に国登録有形文化財に登録されています。
白鳥会館の敷地周辺は江戸時代は小浜西組と呼ばれ現在でも当時の町並みを色濃く残している事から名称「小浜西組伝統的建造物群保存地区」として平成20年(2008)に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
白鳥会館:上空画像
|